山陰旋網漁業協同組合は、来年度から新しい冷凍冷蔵施設を境港市昭和町の「みさき会館」跡地周辺に建設する。事業費27億円。12日、県農林水産部が整備計画を県議会農林水産商工常任委に説明した。
中小仲買事業者が共同利用する施設は、みさき会館跡周辺に加え、現山陰旋網倉庫の敷地を含めた一体9600平方bに整備される。これに伴って現在のみさき会館と倉庫の間を走る道路も付け替える。
整備対象となる土地は県が売却する。
計画によると、山陰旋網は冷凍冷蔵庫を敷地5000平方bに整備。また、倉庫を改築してセレクター工場を併設させる。
事業費はそれぞれ冷凍冷蔵庫が27億円、セレクター工場が7億4000万円。冷凍施設は23〜24年度にかけて、セレクター工場は24年度に建設する。
整備にあたっては国の水産基盤整備事業などを活用し、事業費のうち6割程度が補助される。
日刊建設工業新聞