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建通新聞社
2022/10/12

【大阪】北港テクノポート線交通計画案まとまる

 大阪市は、大阪市地域公共交通計画案(大阪港咲洲・夢洲地域)に対するパブリック・コメントを実施する。当初の計画から計画期間を延長、事業費を変更したため。市民から同案に対する意見を10月31日まで受け付ける。
 大阪・関西万博やIRの会場となる夢洲へのアクセスの向上や、臨海部における交通の円滑化を図るため、大阪メトロ中央線コスモスクエア駅〜(仮称)夢洲駅間をつなぐ北港テクノポート線を整備する計画。
 北港テクノポート線は、大阪市の臨海部に位置する大阪港・夢洲と咲洲を結び、大阪港夢洲地域と大阪市都心部を直結する鉄道新線のネットワークになる。計画区域は此花区夢洲中1丁目と夢洲東1丁目、住之江区南港北2丁目と南港北1丁目。
 同線インフラ部の整備済みの区間は延長2300b。残りの区間は延長900b。
 コスモスクエア駅〜(仮称)夢洲駅間の建設延長は複線約3200b。シールドトンネル部のセグメント外径は6800_。整備手法は償還型上下分離方式。新たに(仮称)夢洲駅を設置する。
 総事業費は1080億円。北港テクノポート線整備に係る事業費のうち、インフラ部の事業費を変更したため、事業費を修正した。
 計画期間は2027年度まで。夢洲駅出入り口の一部を24年度の開業後に整備着手するため、計画期間を延長する。
 事業の実施主体は整備を大阪市と大阪港トランスポートシステム(OTS)、運行をOTSが担当する。
 25年春の開業を目指す。