建設新聞社
2022/10/12
【東北・岩手】セイノーHDを選定/岩手県がドローン活用の実証実験
岩手県は、企画コンペとなる「令和4年度岩手県中山間地域におけるドローンを活用した地域課題解決に係る実証実験等業務」について、セイノーホールディングスを委託候補者に選定した。
岩手県の人口は1955年の145万人をピークに97年以降減少に転じ、2021年には120万人を下回った。特に中山間地域をはじめとする過疎地域では人口減少と少子高齢化が進行し、 公共交通機関の縮小・撤退と地域の卸売業 ・小売業者の減少により、日常の買い物が困難ないわゆる買い物弱者が多く発生している。これら課題の解決に向け、今回の業務でドローンの活用方法などを検討し持続可能な活力ある地域の実現を目指す。
実証実験の実施地域は岩泉町とし、ドローンによる物流や多用途活用に係る業務を実施。物流では▽社会実装を見据えたドローン物流の事業モデル提案▽実施地域における補助者なし目視外飛行可能ルート提案▽中山間地域の物流に適した生活日用品のドローン配送飛行実証実験−など。
多用途活用は▽ドローンによる森林資源の把握▽地域課題解決に資するドローン多用途活用に係る提案−などをそれぞれ行う。
委託期間は23年3月13日まで。
提供:建設新聞社