柏市は7日、あけぼの山公園とあけぼの山農業公園の民間活力の導入に向けたマーケットサウンディング型市場調査の実施概要を公表した。主要なアイデンティティである「花」を軸に、魅力をさらに高めることで地域の象徴となる公園の実現を目指す。事業手法はPark―PFIと指定管理者の併用を予定しているが、市場調査の結果により確定する。今後は、2023年度に民間事業者をプロポーザル方式で選定し、24年度に事業開始の運び。
両公園は、布施2005―2に所在。
あけぼの山公園の敷地面積は約5・8ha。市街化調整区域に位置。1970年6月2日に開園した。さくら山、日本庭園、水生植物園などがある。指定管理者は、柏市まちづくり公社と西武造園で組織する「あけぼの山パートナーズ」。
あけぼの山農業公園の敷地面積は約17・8ha。市街化調整区域、農業地域に位置。94年4月29日に開園した。主な施設として、花畑、芝生広場、風車、市民農園などがある。芝生広場や駐車場などの指定管理者は「あけぼの山パートナーズ」。また「富勢地区ふるさと農園営農組合」が市民農園・直売所を直営し、花畑の管理を受託している。
農業公園については2021年度にマーケットサウンディングプレ調査を行い、芝生広場への観覧席設置、水生植物園を活用した環境教育など、20事業者(16組)からさまざまな提案が寄せられた。
今後は、25日に行う現地説明会・見学会の参加申し込みを21日まで受け付け、調査参加申込書の提出を25日に締め切る。11月14〜18日に調査を行い、30日の調査結果公表を予定。
「あけぼの山周辺地域におけるPPP導入可能性検討業務」は、ランドブレインが23年3月17日までの期間で担当している。