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建通新聞社四国
2022/10/12

【香川】県 東讃3高校統合 基本計画など11月

 香川県は石田高校、志度高校、津田高校の3校を統合する「東讃統合高校」の整備に向け、用地測量や物件調査、基本計画策定作業を開始する。さぬき市造田への新設を想定し、用地取得なども順次進めていく考え。2028年4月の開校を目指している。
 建設候補地はJR造田駅とことでん長尾駅の中間地点でさぬき市造田是弘と造田野間田。交通量や物件調査など各種調査を行い建設地を確定する。既に地元関係者向けの説明会を開き、整備場所選定の基本方針や調査範囲などを示している。
 整備場所選定の基本方針は、▽通学の便が良い▽東讃地域に加え三木町を含む高松地域からも生徒を呼び込める▽石田高校の農業関係の実習地を利用しやすい▽自然災害などの危険性が低い―などを挙げている。
 県は9月補正予算案に東讃地域の統合高校整備推進事業費に7521万円を計上。用地測量、物件調査、基本計画策定の3業務を11月ごろ委託する方向で準備を進めている。契約方法は検討中だ。
 県議会9月定例会の文教厚生委員会では、高木英一氏(自由民主党香川県政会)が東讃統合高校の準備状況について質問。工代祐司教育長は「造田地区の説明会で建設候補地の調査範囲を示した。今後、各種の測量や調査に着手する」と述べるとともに、「10月1日付で長尾土木事務所内に統合高校用地取得グループを新設した」と答えた。
 既存の所在地などは、石田高校がさぬき市寒川町石田東甲1065、設置学科は農業科と家庭科。志度高校がさぬき市志度366ノ5、設置学科は商業科と工業科。津田高校はさぬき市津田町津田1632ノ1、設置学科は普通科。移転後の跡地利用方法は今後、検討していく。
提供:建通新聞社