建通新聞社(神奈川)
2022/10/11
【神奈川】横浜市とクラッソーネ 空家解消協定を締結
横浜市とクラッソーネ(名古屋市中村区)は、空き家や敷地内の工作物の除却促進に向け、連携協定を締結した。クラッソーネが解体費用と土地の売却価格の概算額を同時に把握できる「横浜市版 すまいの終活ナビ」を開発。市は空き家所有者へ同ナビを案内する。民間事業者と連携することで、管理不全な空き家の解消を目指す。
市は、適切な管理がなされていない空き家の所有者に改善の指導や支援を行っている。しかし、所有者が遠方に居住していたり、高齢であったりする場合、解体費用の見積もりや手続きを進める負担が大きく、検討が先送りとなるケースが多かった。
すまいの終活ナビでは、所有者が手軽に無料で空き家の解体費用や土地の売却価格の概算額を把握することができ、資金計画も含めた空き家解体の検討を後押しできる効果が見込めることから、協定を締結した。
市は「第2期横浜市空家等対策計画」で、民間事業者などの多様な主体と連携することで、管理不全な空き家の解消に取り組むとしている。
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クラッソーネは、建物の解体工事の専門業者と施主をマッチングする一括見積もりWebサービス「クラッソーネ」を運営している。「すまいの終活ナビ」は、国土交通省の「令和4年度住宅市場を活用した空きや対策モデル事業」の採択を受けて、今回、開発した。 提供:建通新聞社