羽咋市は、眉丈台地自然緑地公園(同市柳田町)の民間による利活用に向け、今月下旬をめどに事業者を公募する方向で調整している。公募型プロポーザル方式で選定する予定。
同公園をめぐっては、民間事業者のアイデアやノウハウを生かし、新たなにぎわい空間の創出や、利便性の向上を図るため、2〜3月と6〜7月の2度にわたりサウンディング型市場調査(官民対話)を実施。個別対話にはそれぞれコンサルタントや不動産開発会社ら数社が参加した。
参加した事業者からは、オートキャンプ場や手軽に豪華なキャンプが楽しめる「グランピング」のほか、貸し農園、RVパーク・ドッグラン、カフェ、テントサウナ、体験フルーツ園としての活用や整備・運営などを求める意見や提案が出された。
市は「設置管理許可制度」の導入を予定しており、対話結果を踏まえ、公募条件やスケジュールなどの詳細を詰める。年度内には事業者の選定を終えたい意向だ。
のと里山海道柳田インターチェンジ近くにある眉丈台地自然緑地公園は1982(昭和57)年に整備された。敷地面積は約12ヘクタールで、バーベキューができるキャンプ場や、ちびっ子自然センター(W造丸太組構造2階建て、延べ310平方メートル)、アスレチック遊具、大型遊具「子どもの城」、緑地広場、あずまや3カ所、トイレ3カ所、駐車場(166台)などを備えている。
現在の指定管理者はNPO法人日本中国朱鷺保護協会で、施設の一部は市直営となっている。