多気町と大台町、大紀町の3町を構成団体とする香肌奥伊勢資源化広域連合は、現在民間委託している可燃物の処理を自前で行うため、施設整備に向けた基本構想を2023年3月末にも策定する考えだ。早ければ1月に構想案を公表し、パブリックコメントを実施する。新施設は早期稼働を目指すが具体的な整備スケジュールは未定だ。
19年7月に香肌奥伊勢資源化プラザ(多気町丹生4290)で行っていたRDF(固形燃料)化事業を停止、同年8月から可燃ごみの処理を民間業者に委託している。委託開始時の計画では、およそ10年間を民間委託でまかない、その後は自前施設で可燃ごみの処理を行うこととしていた。現在、既存の資源化プラザは可燃ごみの積み替え施設として利用している。
基本構想では処理方式をはじめ、施設の場所や管理運営方法を数パターン想定する。基本構想策定後は、基本計画の策定を行い、地域住民との協議などを進めて早期の整備を目指すとしている。現段階では、香肌奥伊勢資源化プラザを焼却施設として改築や新たな土地に施設を建設することなどで検討を進めている。
提供:建通新聞社