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北陸工業新聞社
2022/10/06

【福井】物価上昇など不安解消へ/福井県建築工業会と県土木部/活発に意見交換

 福井県建築工業会(西野左武朗会長)は5日、毎年恒例の県土木部との意見交換会を開催した。
 冒頭、西野会長が挨拶。「(業界は)高齢化や技術者の不足など、慢性的な課題が山積。キャリアアップシステムや、各種のIT化など、対応策も数多い。気候変動や、ロシアによるウクライナ侵攻の影響もあり、物価の上昇を招くなど、不安要素を少しでも解消したい」と、意見を交わす意義や重要性を示した。
 県土木部の田中秀樹副部長(技術)も挨拶。8月の大雨被害復旧など、日頃の理解と支援に感謝し、「実り多い意見交換にしたい」と強調した。
 県からは、田中副部長ほか、田中忠範土木部副部長(建築住宅課長)、坂川慶介公共建築課長、寺井直大公共建築課参事。工業会からは、西野会長ほか、見谷貞次顧問理事、濱野一志副会長、小川貞信副会長ら役員計20人が参加した。会場は、福井市下六条町の福井県中小企業産業大学校で。

原価管理学ぶ研修会を開催

 建築工業会は、このあと、会員と役員の研修会を開き、「建設業のための原価管理術」をテーマに、約45人が熱心に学んだ。講師は、「利益を生み出す建設業のための原価管理術」(幻冬舎)の著者である、三國浩明氏が務めた。
 インボイスや、労働時間の上限規制、人材不足などに対応。業務の改善と、経営改善を図るヒント(無駄を徹底排除し、赤字体質を脱却)を様々に伝授した。

hokuriku