日本工業経済新聞社(群馬)
2022/10/05
【群馬】伊勢崎土木が今泉町工区で追加工事
県伊勢崎土木事務所は国道462号今泉町工区の無電柱化事業で、年度内に追加工事の発注を検討している。対象区間は伊勢崎市役所と伊勢崎消防署の間。現地で進められている工事の状況や、残予算を考慮して施工延長など数量や発注時期を調整する。同事業の進捗率は2022年度末で、管路整備延長3600mのうち、約920mが完了となる見込み。23年度の完了を目指して、事業の進捗を図る。
今泉町工区は主要地方道前橋館林線と交わる東本町交差点から南へ向かい、今泉1丁目交差点で西に折れ、伊勢崎市役所周辺の交差点部までが事業区間。当該路線は第1次緊急輸送道路となっており、災害時の電柱倒壊による道路の寸断を未然に防ぐために、無電柱化を図る。全体の延長は1800m。両側へ共同溝設置を行うため、管路整備延長は3600m。全体事業費は約7億円を想定する。
現地では2件の工事が進行中。伊勢崎市役所(今泉町2−410)と伊勢崎消防署(今泉町2−895)の間に当たる東西区間で、柏井建設(伊勢崎市)が担当する国道462号補助公共無電柱化推進計画事業(5カ年加速化)電線共同溝本体工事分割1号が進められている。
このほど、9月補正予算案で、同事業への工事費追加が示された。年度内の追加工事は、同工事の終点から市役所に向かって進捗する方針。東西区間の延長は約800m。管路整備延長は約1600mで、これまでの工事で約400mが完了となる。残る1200mのうち、可能な範囲で工事を進める方針。
詳しい施工延長などは、現地状況などを考慮して判断する。発注方法も現状では未定。年度後半に近づくほど、指名競争の可能性が高まる。
なお、施工中のもう1件は東武鉄道跨道橋の北側。国道462号補助公共無電柱化推進計画事業電線共同溝本体工事分割1号(今泉町工区)で栗原建設(伊勢崎市)が担当している。設計はアコン測量設計(前橋市)がまとめた。