東近江市は、24〜25年度の2ヵ年で計画している市立永源寺中学校の大規模改修工事に向け、今年度、基本設計業務を進めている。担当は、7月20日に開札した指名競争入札で落札した泣eクノワーク(東近江市)。業務委託期間は来年2月末まで。
永源寺中学校の現施設は、同市山上町4300番地の4万5834・75平方bを敷地に、▽普通教室棟=1976年度(昭和51年度)竣工、RC造2階建、延1765平方b、▽特別教室棟=1974年度(昭和59年度)竣工、RC造2階建、延1362平方b、▽屋内運動場=1966年度(昭和41年度)竣工、RC造平屋一部2階建、延1292・8平方b、▽柔剣道場(1階はランチルーム)=2002年度(平成14年度)竣工、S造2階建、延1112平方b―などからなる。
現在進めている基本設計業務では、既存施設をそのまま改修する案(改修プランA)と、2階建の特別教室棟を増築し、既存の柔剣道場1階のランチルームの一部を用途変更、既存特別棟を解体撤去する改修プラン(B)を比較するとしている。
各プランの改修内容を含めた建築基準法、都市計画法、消防法及び他法令について、必要となる手続きや課題を調査、学校の長期休業(夏休み・冬休み)、稼働時期を想定した概略工程及び仮設計画を作成、各プランの概算工事費の算出までを行なう。
いずれのプランも、閉鎖型のエレベーター付き渡り廊下の増築とバリアフリーに配慮した屋根付きスロープの設置を基本とする。
今年度に基本設計をまとめ、23年度に実施設計を発注し、24年度からの着工を目指す。
現永源寺中学校は、2004年(平成16年)4月1日に永源寺町立の政所中学校と青野中学校が統合し、青野中学校施設を活用し設立された。2005年(平成17年)2月11日に市町村合併により、東近江市が発足、東近江立永源寺中学校となった。
提供:滋賀産業新聞