半導体製造装置メーカーのKOKUSAI ELECTRIC(東京都千代田区、金井史幸代表取締役社長執行役員)は4日、今後の半導体デバイスの需要拡大に対応するため、砺波市下中条の砺波スマートインター柳瀬工業団地に、半導体製造装置の新工場を建設することを決定した。
計画概要によると、建物は地上3階建て。敷地面積が約4万平方メートル。23年春に着工、24年秋の竣工を予定している。投資額は約240億円。
主力のバッチ成膜装置や枚葉トリートメント装置などの生産能力を拡大すべく、既存のサプライチェーンや物流網が有効活用できる同市への進出を決めたもの。新工場建設と、既存の生産拠点(富山市八尾町および韓国)の能力拡大により、2021年3月期と比較し、生産能力は約2倍となる見込み。
同社は今年7月、県内で新工場を建設する方針を発表していた。