石川県土木部営繕課は、今年度の第4四半期中に「森林公園屋内木育施設建設工事(建築)」、「同(機械設備)」、「同(電気設備)」を発注する方針だ。当初、第3四半期中の発注予定であったが、変更した。いずれも一般競争入札案件となっている。
計画によると、建設規模はW造2階建て延べ約900平方メートル(遊戯施設/木育ホール、事務室、便所ほか)。雨天時や冬場を含め、通年での利用が可能な全天候型施設となる。また、子ども達が木に触れ、親しむことができるよう、県産材を中心に多種多様な木材を用いた大型木製遊具をはじめ、大小様々な木製遊具も配す。
工期には各450日間を見込む。
建設場所は津幡町鳥越地内で、旧管理棟の解体跡地を充てる。同施設の整備により、森林公園に相応しい新たな魅力が創出され、2024(令和6)年夏休み前の供用開始を目指す。
6月補正予算に同工事費4億3000万円(23年度債務負担行為)を盛り込んだ。
実施設計は金沢計画研究所(意匠)、小西建築構造設計(構造)、アスカ設備研究所(設備)がそれぞれ担い、履行期間は各10月14日まで。
県森林公園は1973(昭和48)年に開園。施設の老朽化が著しく、県観光戦略推進部観光企画課では、23年5月の開園50周年と、北陸新幹線県内全線開業(24年春)を見据えた園内の魅力アップを図るため、屋内木育施設の新設、見晴台の建て替え、フィールドアスレチックをバーベキュー場隣接地への移転、新設などを計画。今年度からリニューアル整備を本格的に推し進めている。