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建通新聞社(中部)
2022/10/03

【岐阜】新食肉基幹市場の建設候補地決定

 養老町は、新食肉基幹市場の建設候補地として沢田地内を選んだことを明らかにした。名神高速道路養老サービスエリア、スマートインターチェンジ、「焼肉街道」が近いことや災害などの影響を受けにくいことなどを理由に挙げている。当初の13カ所の候補から、最終候補の養老町内4カ所まで絞られていた。
 候補地は、沢田地内の面積7万2000平方b。事業費は土地取得や造成、補償費などにより、概算で43億6000万円を見込んでおり、全額を同町が負担する。今後、住民を対象にした説明会の開催を予定している。
 同町は敷地造成までを行い、施設の建設など造成後の予定については、岐阜県内42市町村などで構成されている岐阜県食肉基幹市場建設促進協議会が中心に協議を進めている。施設の運営は岐阜県畜産公社が担う予定。2029年の開業を目標に事業を進める。
 新食肉基幹市場は同町の食肉事業センター、岐阜市食肉地方卸売市場、関市の食肉センターを統合する形で整備。同町にある既存の食肉事業センターの規模は、鉄骨鉄筋コンクリート造平屋一部2階建て延べ3028平方b。敷地面積は8527平方b。所在地は三神町23。
 岐阜市食肉地方卸売市場の規模は敷地面積2万1879平方b、総建物面積は7814平方b。1967年建設の本館棟は鉄骨造平屋4105平方b。場所は岐阜市境川5ノ148。関市の食肉センターの規模は合計11棟のうち、鉄骨造と鉄筋コンクリート造が5棟ずつ、コンクリート造が1棟。いずれも平屋で建築面積は合計1837平方b。敷地面積は1万6676平方b。所在地は関市西田原458。
 統合される3施設の今後は、新食肉基幹市場を建設し、機能を移した後でそれぞれ検討する。
提供:建通新聞社