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日刊建設工業新聞
2022/10/03

【鳥取】公共事業評価委/私都川改修は継続妥当/年明けに知事答申へ

県公共事業評価委員会(猪迫耕二会長)は9月29日、再評価の私都川大規模特定河川事業(八頭町下坂)を審議し、事業の継続を妥当と判断した。年明けに平井伸治知事に答申する。
 私都川改修は19年度に事業着手。JR橋の改築を中心に延長300bが改良区間にセットされている。事業費は27年度まで21億円。22年度末の進ちょく見込みは33・8%。
 県は費用対効果(B/C)について、氾濫シミュレーションに基づいて周辺家屋や畑作物の被害額などを算出。併せて河川改修に伴う被害軽減額を算定した後、B/Cは判断基準の1・0を大きく上回る1・95と説明し、事業の有効性を主張した。
 各委員から異論は出されず、猪迫会長は「特段に留意事項もなく、継続を妥当とすることにしたい」と、事業の必要性を認めた。
 評価委は9月初め、同じく再評価の中山3期畑地帯総合整備と国道313号北条JCTの事業継続を認めており、今後私都川改修と合わせて答申案をまとめ、年明けに知事答申する。

日刊建設工業新聞