北陸農政局は、新潟市西区五十嵐二の町地内他「新川流域二期農業水利事業 新川河口自然排水樋門第二期建設工事」について、20億1710万円で鹿島と随意契約を締結した。
同工事は技術協力・施工タイプ(ECI)による技術提案・交渉方式を適用。一体構造物の構築にかかる全体工事の設計図書を提示したうえで価格等交渉を実施する。施工者の技術力とノウハウを設計段階から投入することで、コスト縮減や工期短縮を図る。
概要は、2級河川新川(計画高水流量240立方メートル/s)本体工形式・フローティングタイプ全可動堰の堰長61・4メートル(洪水吐部23・2メートル×2門=46・4メートル、土砂吐部10・0メートル×1門=10・0メートル)、堰高5・2メートル(基礎構造/鋼管杭φ800ミリ、φ900ミリ、φ1100ミリ)、堰柱4基(エプロン上流10・8メートル、樋門本体17・0メートル、下流13・9メートル、遮水工一式)、付帯工(護岸工/左岸側の上流L=2・7メートル、下流L=2・7メートル、右岸側の上流L=2・7メートル、下流L=9・5メートルおよび既設護岸対策工一式、護床工61・4メートル×16・0メートル)、既設排水樋門撤去工一式、仮設工一式。
工期については2026年3月18日までとなっている。