鯖江市は27日、優良建設工事表彰式を開き、冨士土建・福岡組特定JV、カイセイ・安藤建設特定JV、小林農園・萩原庭園特定JVの栄誉をたたえた。
市が発注した2021年度完成の建設工事(500万円以上)のうち、特に工事成績が優秀だった3件を表彰するもの。
式ではまず、佐々木勝久市長が1枚ずつ表彰状を、各事業所の代表者に手渡した。
続いて佐々木市長は各工事について「鳥井日野川堤防線水門橋は、限られた工期の中、河川水位を監視しながらの工事で、大変な苦労があったと思われる。北中山公民館体育館天井改修では、まるで新築したかのような、きれいな体育館へと生まれ変わることができた。史跡兜山古墳環境整備については、青々とした緑地が広がり、今後は市民の憩いの場として利用されることを期待する」とそれぞれ称賛した。
その上で「地元住民と調整しながら、大きなトラブルなく工事を完成したことに、発注者として心からお礼を申し上げる。建設工事は市民の生活に欠かすことのできないもの。その事業に携わるみなさんは、高いプライドを持ってもらって良いものと感じている。建設業界に求められる社会的役割は、大変重要。今後も市民がより安心して生活できるまちづくりを目指して、みなさんとともに全力で取り組んでいきたい」と力を込めた。
詳細は次のとおり(工事名、受賞者、工事概要―の順)。
▽鳥井日野川堤防線水門橋(右岸)下部工事(102001) 冨士土建・福岡組特定JV 逆T式橋台工1基、場所打ち杭10本、護岸張りブロック工63平方メートル、護岸大型水平積ブロック工141平方メートル
▽北中山公民館体育館天井改修工事 カイセイ・安藤建設特定JV 体育館天井改修工事一式、電気設備工事一式
▽史跡兜山古墳環境整備工事(その3) 小林農園・萩原庭園特定JV 植栽基盤工事一式、法面工一式、植栽工一式、樹木整姿工一式、園路広場整備工一式、サービス施設整備工一式、建築施設組立工一式