県土整備部は29日、公共工事の設計積算に活用する「土木工事実施設計単価」を全面改定した。「土木工事標準積算基準」の見直しと合わせ、10月10日以降の調達公告から適用する。
10月単価は年度当初の4月に次いで主要資材、一般資材ともに全面改定される。生コンクリートは米子地区を除いて鳥取、八頭、倉吉、日野の各地区で1立方b当たり1000円〜3800円アップする。上昇率は4・1%〜30・5%。
アスファルト合材各種は、県内各地で1d当たり2000円〜3800円上昇。アスファルト再生合材も値上がりした。
そのほか山土各種、アスファルト再生砕石などが上昇した。
今回の改定単価は建設物価調査会の月例報告による実勢単価、「建設物価(10月号)」をもとに設定した。主な変動資材は次の通り。カッコ内%は変動率
▼異形棒鋼各種=1d当たり2000円〜4000円上昇(1・5%〜3・6%)▼生コンクリート各種=1立方b当たり1000円〜3800円上昇(4・1%〜30・5%)▼クラッシャーラン各種(東部・中部地区)=1立方b当たり200円〜500円上昇(5・4%〜14・7%)▼コンクリート用骨材砕石=1立方b当たり300円〜1000円上昇(7・7%〜25・6%)▼山土各種=1立方b当たり266円〜665円上昇(7・1%〜20・0%)▼アスファルト合材各種=1d当たり2000円〜3800円上昇(9・5%〜25・7%)▼重油Aローリー=10g当たり20円上昇(2・4%)▼スクラップ鉄くず=1d当たりの売却単価8500円上昇(26・2%)
日刊建設工業新聞