建通新聞社
2022/09/27
【大阪】生野区鶴橋1丁目に防災拠点施設を検討
大阪市は、生野区鶴橋1丁目の未利用地に災害時の防災拠点機能を持つ施設の設置を検討している。民間事業者に事業用定期借地契約で貸し付け、施設内に避難スペースなどを設ける新しい施設の建設を求めている。現在、事業を行う意向がある事業者に対して、未利用地の活用に関するマーケットサウンディングを実施。参加申し込みは11月11〜24日に受け付け、対話を行い、12月下旬ごろに結果を公表する。
物件所在地は生野区鶴橋1ノ5584ノ9。地下鉄鶴橋駅から南に約450bの立地。現況は更地、東側で幅員約6〜7bの市道と接面する。
敷地面積は4801・09平方b。用途地域は準工業地域(建ぺい率80%、容積率300%)。
市場調査では、新設する施設について(事業用途、規模、管理運営)、避難所スペースの配置、北側に隣接する北鶴ふれあい公園とのつながりを意識した施設整備案などの提案を求める。
必須条件では、災害時に100人が避難所として使用できるスペース(200平方b以上)、平常時に地域防災活動の拠点として使用できるスペース(想定約40人、120平方b以上)、備蓄倉庫として発災時や平常時を問わず使用できるスペース(64平方b)を確保する。
契約期間は50年未満。施設の利用開始は、北鶴橋小学校が閉校する2026年4月1日まで。
市は、北鶴橋地域の防災拠点となる北鶴橋小学校の閉校により、避難所機能と地域防災拠点機能を併せ持つ施設の確保を求めている。