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滋賀産業新聞
2022/09/28

【滋賀】県南部土木 下戸山地先「灰塚橋」の架け替え

 県南部土木事務所は、栗東市下戸山地先に架かる「灰塚橋」の架け替え工事を計画、このほど予備設計に取り掛かり年度を跨いでの完了を目指す。実施設計については来年度を予定しており、工事は28年度(令和10年度)を見込んでいる。
 対象となる「灰塚橋」は、栗東市下戸山地先を流れる金勝川と山田川の2つの河川を跨いでおり、同河川の間には河川敷があることから、橋が2橋に分かれて設置されている。同事務所は、近年のゲリラ豪雨や台風などに備え、金勝川の改修工事を計画しており、同河川を切り下げることで現在の橋梁では対応できない為、同橋の架け替え工事を実施することとした。計画では、金勝川と山田川の間にある河川敷を撤去し、2つの河川を1つにまとめ、そこに橋長40bの橋の設置を行う。また架け替え工事の際には、仮橋の設置を予定しているが、詳細などについては今回の予備設計の中でまとめるため現段階では未定。
 なお、この予備設計は中央コンサルタンツ株式会社滋賀事務所(大津市)が担当している。
 現況の「灰塚橋」は、同地先を通る県道川辺御園線と市道安養寺下戸山線の灰塚橋交差点付近に設置されており、2つの河川が流れていることから、同橋は2橋に分かれて架け橋されている。金勝川側に架かる橋は65年(昭和40年)に設置された橋長20・4bの幅員9b、上部工形式は単純鋼製H桁橋、下部工形式が逆T式橋台。山田川側に架かかっているのは、00年(平成12年)に設置された橋長12・5bの幅員は場所により異なる9b〜13b、上部工形式はプレテンションPC単I桁、下部工形式は車道箇所が重力式橋台、歩道箇所が逆T式橋台となっている。

提供:滋賀産業新聞