トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

日本工業経済新聞社(群馬)
2022/09/27

【群馬】伊勢崎市の豊受公民館、23年度に設計着手へ

伊勢崎市は豊受公民館(馬見塚町1296)の建て替えに向けて、2023年度にも設計業務に着手する。22年度は施設利用者などを対象にアンケート調査を実施。庁内で結果の分析を行っている。順調に進めば23年度に設計、24年度の建設工事となる。既存施設は1972年度に建設したRC造2階建て、延べ床面積495u。同公民館の建設計画は、新型コロナを理由に先送りされていた。
豊受公民館は、1階に調理実習室や図書館兼会議室、書庫、事務所などを設置している。2階は会議室と和室で構成。各階に男女トイレが設置されている。内部仕上げや電気設備、機械設備などの老朽化が著しく、施設の健全度は55点と低い評価となった。このほかにトイレなどのバリアフリー化も求められている。
こうした課題の解決に向けて、市は施設の建て替えを計画。当初は2022年度の設計、23年度の新築工事を掲げたが、コロナ禍により地域の意見徴収が困難となったため、時期を先送りとした。現行の市総合計画では23年度の設計、24年度に新築工事および駐車場・外構工事を示している。
新施設について、既存施設に備わる調理室や会議室などの機能は引き続き設置する見通しとなっている。詳しくは設計業務で練る。業務の発注方法は指名競争入札となりそう。
建設工事は建築・電気・機械の3分離発注が濃厚。一般競争入札か指名競争入札かは各工事の規模を考慮して判断する。外構など土木工事も別案件での発注となりそう。
22年度は施設の利用者や地域の区長などを対象に、ニーズを洗い出すためのアンケート調査を行った。現在、担当課で結果の分析を行い、新築に向けた基本的な方針をまとめているところ。結果を地元と共有し、23年度に設計業務へ移行したい考え。昨今の資材不足・高騰の状況などをにらみつつ、事業の進捗を図る。並行して民間活力の導入に向けた研究も進める。