全国情報ネットワーク：各地域で信頼される専門紙33紙で構成

　　岡山県備前県民局は、瀬戸内市牛窓町内の白茅、千手、粟利郷、師楽の４揚水機場について、２０２３年度以降の予算措置次第で、各施設別に順次設備更新工事を発注する。
　国営かんがい排水事業吉井川地区、県営畑地帯総合整備事業牛窓地区により農業用水供給施設として整備されたが、整備後25年以上が経過し、老朽化に伴う機能低下や故障などに対応するため、現状把握と計画的な修繕調査をまとめた機能保全計画に基づき、長寿命化に向けた更新整備などを行う。
　白茅揚水機場の整備は、口径80�_の揚水ポンプ２台の簡易整備の他、仕切弁・逆止弁各２台、ポンプ制御盤や電磁流量計などの更新と受水槽補修を行う。
　千手揚水機場では、口径１２５�_の揚水ポンプ２台の簡易整備の他、仕切弁や逆止弁各２台、圧力タンクや封水タンク、配管やバルブ関連、高圧受電盤などの基盤関連設備を更新し、受水槽も補修する。
　粟利郷加圧揚水機場では、口径65�_の加圧ポンプ１台、仕切弁や逆止弁、配管類、ポンプ制御盤などの更新と、加圧ポンプ室を補修する。
　師楽加圧揚水機場でも、粟利郷と同様に口径65�_の加圧ポンプ１台を始め、各設備更新やポンプ室補修を行う。
　設計は、農業水路等長寿命化・防災減災事業牛窓地区畑地かんがい施設実施設計業務としてエイト日本技術開発（岡山市北区）が20日入札で落札し、23年２月末までに完了する。

「提供:建通新聞社」