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富岡市（榎本義法市長）は22日、９月補正予算を明らかにした。富岡小学校の長寿命化改修に向けた基本設計委託料について、２０２３年度までを期間とする債務負担行為に限度額１９９５万４０００円を設定した。年末ごろにプロポーザルで公募を行い、委託業者を選定する。北部運動公園整備事業関連では、東ゾーンのＡエリア隣接地に整備するトイレ新設工事費に４１５０万円、西ゾーンで計画するスケートボードパーク整備に向けた基礎調査業務委託料３３０万円などを盛り込んだ。
富岡小学校の長寿命化改修基本設計は、年末ごろにプロポーザルを公告し、２月ごろの契約を目指す。工事に当たっては既存プールを解体し、跡地に仮設校舎を建設して進める。仮設校舎はプレハブを想定、階数や床面積など詳細は設計で検討する。今後のスケジュールは◇23年度＝実施設計◇24年度＝プールの解体、仮設校舎建設、北校舎東棟の長寿命化工事◇25年度＝北校舎東棟の長寿命化工事◇26年度＝南校舎および屋内運動場の長寿命化工事−を想定。群馬県改築単価により算出した概算の総事業費は約16億３０００万円。
北部運動公園東ゾーンのＡエリアに隣接する敷地内に整備するトイレは男子、女子、多目的、授乳室の４つのユニットで構成、１カ所整備する。４つのユニットを合わせた床面積は約29�uの規模となる。
西ゾーンで計画するスケートボードパーク整備は23年度に設計、24年度の着工を目指す。初級者や中級者が楽しむことのできる施設整備を計画。基礎調査業務は、近隣自治体のスケートボード施設利用者などへのコースやセクションに対する要望などを調査。利用者の需要に合った、魅力的で独自性のあるコースやセクションの種類および規模などを取りまとめることを目的に実施する。
北部運動公園整備事業関連では西ゾーンにある、駐車場の拡張整備に向けた測量設計委託料４７０万円も盛り込んだ。
一ノ宮地区を対象とする排水計画調査については、委託料５００万円を計上。調査結果を踏まえ、排水対策を講じる。
このほか、市道等補修工事費に１１５０万円を計上。７月12日の集中豪雨により被災した、宇田地内の市道５０８６号線や妙義町行沢地内の水路復旧、神成地内の市道一ノ宮神成線の工事に充てる。一ノ宮神成線の工事は武田建設（富岡市）に発注している。
５０８６号線は農地を通る路線で、法華堂（宇田６７４）西側が被災。路肩が延長10ｍ崩落した。間知ブロックを法長５ｍ、直高約４ｍで、約50�u施工し復旧を計画している。
妙義町行沢地内の水路は既設の石垣が崩壊していることから、玉石を使用して復旧する。このほか、水路の改修も計画しており、４５０�o×４５０�oのＵ字溝を敷設する方針。
一般会計に６億９０６９万７０００円を追加し、総額を２３４億２９２８万９０００円とした。