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日刊建設タイムズ社
2022/09/22

【千葉】サッカー場新設へ/地域振興可能性調査プロポ/将来的なプロチーム誘致も/木更津市

 木更津市は21日、「スポーツ(サッカースタジアム)による地域振興可能性調査業務委託」の公募型プロポーザルを公告した。サッカースタジアムを中心としたまちづくりの具体的な議論を進めるため、スポーツ振興およびまちづくりの観点からサッカースタジアムの機能や規模、整備候補地、建設のための資金調達方法、管理運営方法などについて調査を行い、事業化の可能性を探る。提案上限額は1000万円。委託期間は、契約締結日から2023年3月24日まで。将来的なプロサッカーチームの誘致も視野に入れており、調査において事業化の可能性が認められれば、議会への説明を経て、スポーツ振興課をはじめ関係各課を横断した事業実施体制を整えることになる。
 サッカースタジアムについては、日本サッカー協会の「スタジアム標準」に準拠し、経済産業省の「スタジアム・アリーナ改革ガイドブック」およびJリーグの「スタジアムの未来」を参考とする。また、「スタジアム標準」におけるクラス4以上の大会が誘致可能な規模とし、マーケティング分析などを踏まえた適正規模の提案を求めている。
 業務内容は、サッカースタジアム整備に係る基本事項の整理、サッカースタジアム候補地の比較検討・調査分析、サッカースタジアム整備に係る事業スキームの検討。
 基本事項の整理では、サッカースタジアムの基本コンセプト、適正な規模、具備すべき機能、整備に伴い地域住民や民間事業者等と連携すべき機能について検討・提案を行う。
 候補地に関しては、市と協議の上で2〜3か所程度選定し、広さやアクセス性などの観点から比較検討および評価・分析を実施する。候補地抽出の視点として▽十分な面積▽周辺まちづくりの拡張性▽「スタジアム標準」におけるクラス4以上の大会において5000人以上の観客がアクセスできる交通基盤▽市街化区域または市街化区域に隣接した区域――などを挙げている。
 事業スキームの検討においては▽想定される整備運営スキーム▽整備運営に係る収支の概算▽建設・運営主体のあり方▽地域への効果・KPI項目▽周辺インフラ整備に係る追加コスト(概算)――について精査し、提案を行う。
 提案資格は、市の入札参加資格者名簿に登載されているか、同等の要件を有していると認められる者で、同様の業務における実績があることなど。
 今後は、27日まで質問を受け付け、28日に回答を公表。29日まで参加意向申出書の提出を求め、30日に提案資格審査の結果を通知。10月11日に企画提案書などの提出を締め切り、18日の受託候補者選定審査会を経て、20日に審査結果を通知する。受託候補者との協議などを経て、同月下旬に契約を締結する予定。
 受託候補者との協議が整わない場合などは、次点者と業務詳細等を協議の上、契約を結ぶ。k_times_comをフォローしましょう
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