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建通新聞社四国
2022/09/21

【徳島】県 22水系で流域治水プロジェクト策定

 徳島県は県内に39ある2級水系で「流域治水プロジェクト」を推進するため、昨年に策定した17水系に続き、このほど残り22水系の策定を完了した。神田瀬川、打樋川、宍喰川などで本年度から護岸や排水機場の設計・工事を進める。
 流域治水プロジェクトは、気候変動に伴う異常気象により全国各地で豪雨災害が激甚化・頻発化していることから、河川管理者による治水対策に加え、沿川関係者が「治水協議会」を組織し、協働で流域全体の水災害を軽減させる取り組み。
 東部流域治水協議会が▽大須川・折野川水系(鳴門市)▽神田瀬川水系(小松島市)―の3水系、2プロジェクトを推進するとともに、南部流域治水協議会が▽苅屋川・幾島川・落合川水系(阿南市)▽打樋川水系(阿南市)▽伊座利川・志和岐川・阿部東川水系(美波町)▽田井川・木岐川・喜多地川・田井川水系(美波町)▽古江川・内妻川水系(牟岐町)▽鯖瀬川・伊勢田川・粟の浦川・浦上川水系(海陽町)▽宍喰川(海陽町)▽野根川(海陽町)―の19水系、8プロジェクトを推進する。
 氾濫をできるだけ防ぐ・減らす対策として河川改修や森林整備・保全など、被害対象を減少させる対策で防災拠点の高台整備など、被害の軽減・早期復旧・復興の対策で水害リスク情報空白域解消、ファミリータイムラインの作成支援などを実施する。
 これを踏まえ県は、護岸整備や河道掘削に伴う設計委託や工事発注を順次進める。
提供:建通新聞社