建通新聞社
2022/09/21
【大阪】大阪パビリオン建設費100億程度に増額か
2025年大阪・関西万博内に整備する、大阪府や大阪市などが出展する大阪館(仮称)建設工事で、当初約73億円を想定していた建設費が約100億円に上振れする可能性があることが分かった。円安などの関係で、鋼材などの建設資材が高騰しているためだという。
建設などを担う25年日本国際博覧会大阪パビリオンによると、大阪館建設工事の施工予定者に選定された竹中工務店は建設費について当初195億円と提示し、同社と大阪府・大阪市と協議した結果、「100億円程度に抑えられる」と試算したという。
大阪府の吉村洋文知事は、記者団の取材に対し、「コストを抑えるために材質や構造の変更も検討している」と述べた。
今後、事業者との契約に向けて、コストを抑えるための交渉を進める。