金沢市は、現小将町中学校(小将町)の施設を小学校仕様に改修する「兼六小学校移転整備工事」について、第3四半期に実施設計を委託する方向で準備を進めている。
兼六小の移転は、少子化を背景とした学校の規模適正化および校区が重複した通学区域の見直しに伴うもので、小将町中は今年4月に新校舎が完成した中央小の旧校舎(長町)に移転する。
現在の小将町中は1983(昭和58)年に創立。施設は校舎がRC造5階建て延べ約6500平方メートル、体育館が同造2階建て延べ約2100平方メートル。改修では、階段の手摺りや廊下の手洗い場などを小学校仕様にするほか、内装の木質化、照明のLED化、エレベーターやプレイルーム、災害備蓄倉庫の設置なども予定する。
6月補正予算に実施設計費8100万円を計上しており、建築設計および設備設計の2業務に分けて発注する方針。24年度の着工、25年度の供用開始を目指している。
なお、兼六小移転後の現校舎(兼六元町)などの活用については、今のところ未定である。