トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

日刊建設タイムズ社
2022/09/20

【千葉】実施計画を23年度/吾妻公園地区に先行着手/文化芸術施設27年度供用/木更津市

 木更津市は、5月策定の「木更津飛行場周辺まちづくり基本構想」の実現に向け、防衛省まちづくり支援事業の採択に向けた基本計画を2023年3月にも策定する。さらに23年度、重点地区の吾妻公園地区の実施計画をまとめ、24年度以降、文化芸術施設の基本設計や実施設計を行い、27年度中の供用開始を目指す。そのほかの重点地区の江川総合運動場周辺地区、木更津駅周辺地区、旧庁舎跡地地区については、24年度の実施計画策定を予定している。
 「木更津飛行場周辺まちづくり基本構想・基本計画策定支援業務」は、船場が担当。基本計画に関しては、順調に推移すれば12月から1か月間、パブリックコメントを実施する。
 各地区の実施計画については、策定する年度の第1四半期に策定支援業務を委託する想定。
 吾妻公園地区には、世代間交流および生涯学習の拠点として、多目的ホール、図書館、公民館を複合した文化芸術施設を整備し、災害時は緊急避難場所や支援物資の搬入場所として活用する。
 さらに、雨天時でもイベントやスポーツのできる大屋根広場を整備。マルシェやレストランなど、民間事業者による収益施設の設置も検討していく。
 江川総合運動場周辺地区には、浸水時の一時避難場所となる築山や、防災機能を備えた公園を整備する。公園内には、スポーツ合宿やグランピングなどの宿泊施設を民間事業者により整備。災害時には一時避難場所となる。
 木更津駅周辺地区には、「みなとまち木更津」の顔となる、にぎわいを創出する施設を整備。庁舎が入居する民間施設内に、市民が集う場として市民交流プラザを設置するほか、富士見通りの再整備により、駅から港にかけて居心地が良く、歩きたくなる空間づくりを推進する。
 旧庁舎跡地地区においては、多彩な機能が複合した施設の整備を目指し、地方卸売市場、地元の素材を使ったレストラン、物販店などの整備を検討する。
 
宿泊・収益施設/P―PFI検討
 
 吾妻公園地区の収益施設と江川総合運動場周辺地区の宿泊施設の整備にあたっては、民間事業者が持つノウハウを生かし、利用者の利便の向上に資する施設の整備や運営を図るため、Park―PFI方式の活用を検討中。
 年度内に民間事業者へのヒアリングを実施。各地区の実施計画策定後、サウンディング型市場調査、公募設置等指針および募集要項取りまとめ、事業者公募手続きにそれぞれ1か年度を要する想定だ。k_times_comをフォローしましょう
times