新潟県電気工事工業組合上越支部(水嶋光彦支部長)は14日、県立上越総合技術高校の生徒を対象とする交流事業を実施した。
少子高齢化による人材不足や技能継承といった課題への取り組みとして、電気系コースを履修する学生を対象に業界に対する理解を促し、地元企業への就職を念頭に、就職活動の一助としてもらうため毎年行っているもの。この日は、1年生約40人が参加した。
冒頭、水嶋支部長が「電気工事業を少しでも理解し、就職活動時の選択肢の一つにして欲しい」とあいさつした。続いて、電気工事の仕事を紹介する動画視聴の後、同支部青年部所属の電気工事士が、住宅の玄関を再現した作業台を用いてランプレセプタクル、ブレーカ、コンセント、ダウンライト等の取り付けと配線を見事なチームワークで実演。また、ホールソーでの穴あけや金属管曲げ加工の体験、5グループに分かれてのランプレセプタクルへの配線実習も行われ、生徒は丁寧な指導を受けながら楽しく学んだ。