中能登町は26日、「令和4年度町分譲宅地造成事業なかのとメディカルパーク(仮称)基本計画策定業務委託」を開札する。予定価格は1234万円。
計画では、同町井田のレクトピアパーク(敷地1・8ヘクタール)の外周部分を「医療ゾーン」と位置付け、戸建て診療所を誘致する用地を数区画造成する。芝生広場のある中央部分は緑豊かな自然空間を生かした「ナチュラルセラピーゾーン」とし、患者の心身の健康増進につなげる。園内には周回する町道も整備する。既存の大型遊具やステージは撤去し、トイレは移設する。
基本計画では、具体的なゾーニングをまとめるほか、測量、土質調査、開発行為や雨水排水に関する関係機関との協議などを行う。履行期間は来年3月20日まで。
今後は実施設計も進め、2023年度の着工を予定している。その後、開業医と土地の売買契約を締結し、24年9月ごろの診療開始を見込む。
レクトピアパークでは、公募設置管理制度(パークPFI)の導入も検討されている。