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建通新聞社(中部)
2022/09/15

【三重】県 受注者希望でCCUS対象工事へ 10月1日以降契約分から適用

 三重県県土整備部は、10月1日以降契約分から受注者が希望すれば建設キャリアアップシステム(CCUS)モデル対象工事に適用できるようにする。8月15日付けで建設業法施行規則などが改正され、経営事項審査の加点要件となったことや、建設業界側からの要望を受け踏み切った。県としても、公共事業に携わる企業にメリットが得られやすいようにした。
 国は担い手の育成・確保、災害対応力の強化、環境へ配慮を行う企業を適正に評価するため、施行規則を一部改正した。2023年8月14日以降に経審を受ける際にCCUSの活用状況が加点の対象となる。審査基準日以前の1年以内に受注した全ての公共工事と民間工事でCCUSを活用した場合はW評点で最大15点、全ての公共工事で活用した場合は最大10点が加算される。審査対象とならない工事は、日本以外の国での工事、工事1件の請負金額が500万円未満の軽微な工事(建築は1500万円未満)、災害応急工事。
 県土整備部の各建設事務所、下水道事務所、営繕課が発注する工事を対象とし、業種は問わない。ただし、契約時にCCUS事業者登録が完了していることとを条件とする。
 CCUS活用モデル工事は22年度に入り、営繕課が建築Aランクを対象に、各建設事務所・下水道事務所が土木A・Bランクを対象に工事を発注している。

提供:建通新聞社