国土交通省松山河川国道事務所が管理する国道高架下の有効活用を検討する高架下等利用計画検討会(会長・羽鳥剛史愛媛大学准教授)の初会合が、9月2日に同事務所で開かれた=写真。国道33号松山外環状道路のうち、インター線と空港線の区間約8・6`内の高架下に駐車場や公園といった一般的な利用をはじめ、まちづくりと一体となったにぎわいの創出につながるような利用方法を、学識者の知見や地元の要望も踏まえながら検討。空港線の2024年春の一部供用開始に合わせ、利用計画をまとめる考えだ。
高架下の利用について、あらかじめ検討会を作って計画づくりを行うのは四国初の取り組み。当日は事務局が国道33号松山外環状道路インター線高架下の松山中央公園駐車場(面積3579平方b、フェンス・車止めブロック・照明灯などを整備)や国道33号小坂跨線橋高架下の小坂公園(面積944平方b、ベンチ・テーブル・遊具・トイレ・水飲み場などを整備)の高架下の占用事例を紹介。検討する高架区間の現況を図上で確認するともに、今後の進め方などについて話し合った。
提供:建通新聞社