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北陸工業新聞社
2022/09/14

【富山】富山市/事業費・期間の検討開始/老朽化進む神通大橋架替で

 富山市は、老朽化が進む神通大橋の架け替えについて、事業費や期間の具体的な検討に着手したことを明らかにした。12日の市議会9月定例会本会議で、山元政彦建設部長が質問に答えた。
 神通大橋(神通町地内)は神通川に架かり、富山駅周辺部と五福地区を結ぶ。上流側(1956年完成 橋長425・8メートル、幅員7・0メートル)と下流側(69年完成 橋長425・9メートル、幅員12・7メートル)は、ともに50年以上前に架設。2020年度に実施した定期点検では、鋼材の腐食や橋脚のひび割れ、鉄筋の破断などを確認。特に架設から66年が経過した上流側は、設計が現行の自動車荷重に対応しておらず、劣化や損傷が進みやすいため「更新が望ましい」と判定されている。両橋を更新した場合の事業費は100億円以上が見込まれている。
 市では22年度、上流側の措置に係る概算事業費算出などを含む橋梁マネジメント修繕計画改定(担当=日本工営)を進めている。履行期間は23年3月24日まで。

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