プロロジス(東京都千代田区丸の内2ノ7ノ3)は、2020年に進出を表明した東海太田川駅西土地区画整理事業の区域内に、事業費430億円を投じてマルチテナント型物流施設2棟を新設することを正式に発表した。初弾となる「プロロジスパーク東海1」を24年春に着工し、25年春には「プロロジスパーク東海2」に着工する。
プロロジスパーク東海1は、柱部分が鉄筋コンクリート造の免震構造で、5階建て延べ約15万4600平方bを想定。ダブルランプウェイを採用する。1フロアは最大で約2万6446平方b(8000坪)となっており、小区画分割にも対応する予定。完成は25年冬。
プロロジスパーク東海2は、同1と同じ構造で4階建て延べ約6万3700平方bを想定。1階と3階にトラックバースを設ける他、テナントの要望を設計に反映するBTS型施設として建設する。完成は26年夏。
「テナントの状況により規模が変わる可能性がある」としているものの、2棟合わせて駐車場は520台、トラックバースは234台分を設置する計画。また、東海市や土地区画整理組合らと連携し、両施設の間へ、にぎわい創出のための施設や公園などの整備を検討している。
建設地は、東海太田川駅西土地区画整理事業の事業区域の西端に当たる、産業物流地区。同事業の施行期間は30年3月31日まで。業務代行者は西松建設・日本工営都市空間共同企業体が務める。
提供:建通新聞社