金沢市議会9月定例月議会は12日、本会議を再開、一般質問が行われた。野口弘教育長は兼六小学校の移転に伴う小将町中学校現校舎の改修スケジュールについて、2023年度に実施設計、24年度に工事、25年度の供用開始を目指すとした。
野口教育長は整備方針として、「階段の手摺りや廊下の手洗い場、特別教室の机の高さを児童の身長に合わせて低くするほか、登下校やグラウンドでの活動を見通せるように職員室や保健室などの配置を工夫することで、より児童の安全を確保したい」と説明。改修に併せ、エレベーターの設置や木の温もりが感じられる内部改修、照明のLED化、体育館にはプレイルームや災害備蓄倉庫を設置するとした。
村山卓市長は移転後の兼六小学校の跡地活用について、「市の中心部に立地していることを踏まえ、まちづくり全体に関わる影響を勘案しなけらばならない」とした上で、「校舎は耐震工事が完了しているものの、築50年以上が経過していることから、建物自体の耐久性についても考慮する必要がある」との認識を示した。