成田市は、国道51号と主要地方道成田小見川鹿島港線を結ぶ延長約3000mの「市道東町吉倉線」と、構想中の(仮称)吉倉駅と国際医療福祉大学成田病院を結ぶ延長約1000mの「市道吉倉川栗2号線」を新設する。2023年度に用地取得を済ませ、早ければ24年度に着工する方針。成田国際空港周辺地域の発展による交通需要の増加に対応した円滑な交通網を構築する。いずれの路線も成田空港のさらなる機能強化が完了する28年度の開通を目指す。
6日に、それぞれの一部区間の用地測量業務の事後審査型一般競争入札を公告。16〜22日に入札書の提出を求め、26日に開札する。予定価格は、市道東町吉倉線1719万3000円、市道吉倉川栗2号線1973万4000円。最低制限価格は、東町吉倉線1089万5500円、吉倉川栗2号線1253万6700円。履行期間は23年3月31日まで。
市道東町吉倉線は、(仮称)東和田南部土地区画整理事業と吉倉地区周辺土地区画整理事業の骨格道路として位置付けられ、東関東自動車道と直結するスマートインターチェンジの設置が検討されている。
4車線部は、延長約2350mで、両側に自転車通行帯、U字溝、歩道を設置する。幅員は28・5m(車道3・25m×4車線、歩道2・5m×両側、自転車通行帯2・5m×両側など)。
また、西側区間約650mを2車線で整備する。自転車通行帯とU字溝を両側、歩道を南側に設ける。幅員は16・5m(車道3・25m×2車線、歩道2・5m、自転車通行帯2・5m×両側など)。
市道吉倉川栗2号線は2車線の計画で、両側に自転車通行帯、U字溝、歩道を設置する。幅員は17m(車道3m×2車線、歩道2・5m×両側、自転車通行帯1・5m×両側など)。
いずれも中央分離帯や緑地などを設置する。
表層は全てアスファルト舗装。詳細な構成などは交通量などを考慮して決定する。
実施設計は、国際開発コンサルタントが23年3月31日までの期間で担当している。