徳島県は9月補正予算案に「アフターコロナを見据えた『県版・総合緊急対策』第3弾」として、一般会計の投資的経費に13億2005万円、特別会計の鳴門病院災害対応力強化事業費に1億9800万円を計上した。
一般会計では県立学校施設防災機能強化事業に13億0723万円を充て、県立学校トイレの環境改善として、洋式化や段差解消などの全面リニューアル工事に集中的に取り組む。災害時に避難所となる体育館で高圧水銀ランプをLED化する。
特別会計については、鳴門病院を南海トラフ巨大地震や大規模災害発生時の災害拠点病院とするため、患者や病院設備を津波被害から守る津波防潮壁、病院と直結するヘリポートを整備する。県は長期貸付制度で1億9800万円の整備費を支援する。22年度に仮設工と出入り口整備に、23年度に防潮壁とヘリポート本体工の整備に着手する。
補正額は一般会計で緊急対策分が45億1668万円、同じく通常分が123億4554万円、特別会計1億9800万円の計170億6023万円となっている。
提供:建通新聞社