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建通新聞社(中部)
2022/09/12

【三重】四日市市 中央通り再編整備で円形デッキデザイン公表

 四日市市は、中央通り再編事業の円形デッキデザイン案を公表した。近鉄四日市駅東側に設置する直径40・5bの歩行者用通路で、床と屋根の二つの円をずらして重ねたデザインが特徴となっている。「自然と調和したまちづくり」のシンボルとして2025年度の完成を目指す。
 円形デッキは、施工者が設計段階から技術協力を行うECI方式により事業を進めている「近鉄四日市駅周辺(四日市中央線)整備工事」の一環となるもので、22年度内にも関連する準備工事に着手する。
 中央通り再編関係者調整会議の有賀隆座長(早稲田大学建築学科教授)がデザイン案を森智広市長に報告した。幅員は4・5b程度で、屋根に覆われた歩行スペースと緑化されたオープンスペースを共存させ、市民の憩いの場や待ち合わせ場所となる空間を設ける。
 近鉄四日市駅周辺(四日市中央線)整備工事では、円形デッキの他に駅前広場、駅東側直線デッキ、駅西側円弧デッキなどを整備する。場所は安島1丁目他。設計は日建設計シビル・日建設計JVが担当。技術協力業務の優先交渉権者は大成・信藤・中村特定JV。
 中央通り再編事業は、四日市中央線(中央通り)のうち、近鉄四日市駅付近からJR四日市駅までの延長1・6`、全体幅員70bを再編するもので、近鉄駅東側では国が事業主体となって整備するバスターミナルが計画されている。
 バスターミナル建設地を含む市民公園東交差点〜国道1号の延長約600bでは、市が地下埋設物移設、道路や橋梁、駅前広場を整備する。近鉄四日市駅の西側では市が先行整備区間として、西浦通り〜市民公園東交差点の延長約260bで車線数を減らし、歩道や自転車道を拡大する。国道1号〜JR四日市駅の延長約600b区間では、南側に車線を集約して歩行者空間を創出する。

提供:建通新聞社