高梁市は、消防本部庁舎の移転新築に伴う基本設計を完了して実施設計へ移行した。建設予定地の民有地も売買契約を締結したため、2023年度当初予算に建設工事費を要求し、早ければ23年度早々に工事発注する見通し。入札方式や、建築と設備一括か工種割りかなどは今後検討して固める。
基本設計段階の施設規模は、新消防庁舎棟が鉄筋コンクリート一部鉄骨造3階建て延べ2419平方b、訓練棟一部倉庫が鉄筋コンクリート造5階建て延べ855平方bで、訓練棟の両端側に主な訓練施設を設ける。
基本・実施設計は大建設計広島事務所(広島市中区)が担当。7月に基本設計を完了し、現在は実施設計に着手しており、建物規模詳細は実施設計の中で詰める。
概算建設費は約13億円を見込み、24年秋の完成を目指す。
建設地は、川端町の高梁日新高校グラウンド西側の敷地約4300平方bで、民家や倉庫の既存建物があり、売主側で9月以降に解体工事を行い、更地として市側に譲渡する。
新消防本部庁舎完成後は移転などを行い、鉄筋コンクリート造2階建て延べ1630平方bの現消防本部庁舎(1971年3月建設)は老朽化のため解体する予定。今後は跡地の有効利用についても検討する。
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提供:建通新聞社」