肝属郡医師会(池田誠会長)が進める同医師会立病院再整備基本設計業務の公募型プロポーザルは、2日までに参加表明書の受け付けを終え、6日付けで審査結果を通知した。詳細は明らかにしていないものの、応募は複数の県外設計事務所からあったもよう。技術提案書等は10月7日までに提出し、同16日の1次審査で5社程度に絞り込む。
建設場所は、錦江町城元の南部消防署付近(敷地1万5768u)。基本計画によると、施設規模は3階建9200u程度、病床数は計132床(地域包括ケア病棟50床、障害者施設等病棟47床、療養病棟35床)を見込んでいる。
プロポの支援業務は県住宅・建築総合センターが担当。公募に当たっては、1級建築士25人以上を有する単体企業で、過去10年(2012年4月1日〜22年3月31日)の間に130床以上の類似実績があること−などの要件を設け、2日の期限までに複数の県外設計事務所が参加表明書等を提出した。
技術提案書等の提出は10月7日までとし、同16日の1次審査で上位5社程度を選定。2次審査(公開プレゼンテーション・ヒアリング)は同30日に行う予定で、11月4日に最終結果が明らかになる見通しだ。
最優秀者は、県建築設計監理事業協同組合(川口利昭理事長)とJVを結成して委託契約を結ぶ。契約上限額は5152万8000円(税込み)。履行期限は23年3月31日まで。
基本計画で示した整備費(概算)は58億7000万円で、内訳は設計・監理費2億6800万円、造成費9900万円、建設工事費42億円−など。順調に進めば、23年度に実施設計を行い、24〜25年度で工事を進める。