千葉市は、新港学校給食センターの次期事業手法について、PFI方式・包括的民間委託・売却・直営などを検討する。検討に当たっては、2023年度に劣化状況調査を行い、大規模修繕の実施について判断。その後、事業実施に関するアドバイザリー業務を委託する方針だ。
7日には「新港学校給食センター次期事業手法検討調査業務委託」の希望型指名競争入札を公告した。委託期間は、契約締結日から2023年3月31日まで。東洋食品を代表企業とする特別目的会社の千葉新港学校給食サービスによるPFI事業(BOT方式)の契約が2025年9月30日に満了することに伴い、施設の所有権が市に移転することになる。そこで、同年10月以降に行う大規模修繕などを踏まえ、次期事業手法について調査・検討する。
検討調査業務の内容は▽事業範囲の検討▽事業スケジュールの作成▽大規模修繕業務に関する支払方法の検討▽民間事業者の参入意欲・意見・要望の調査▽PSC・VFM・各手法の事業費等の算定▽各手法の総合評価▽庁内会議等に使用する資料作成等の各種支援▽アドバイザリー業務委託に必要な仕様書等の素案作成――など。
入札参加資格要件は、17〜21年度に国など公的主体の施設に係るPPP手法の検討調査業務の元請け実績を有することなどとなっている。
新港学校給食センターは、美浜区新港62に所在。敷地面積は6635u。
建物はS造2階建て、延べ床面積4511u。10年度の建築。
1日あたりの最大供給食数は1万食。