県長浜土木事務所は、米原市岩脇地先の近江さくらが丘団地等の近隣の「南側」「東側」「北側」それぞれの斜面において取り組む「さくらが丘地区急傾斜地崩壊対策事業」について、20年度委託した詳細設計と、21年度委託の補償算定調査と測量業務を完了し、用地整理のメドが順調に立てば22年内にも、3斜面のうち「南側」の「第1工区」における初弾工事を発注したい考えだ。現時点では「南側」は全3期を計画し、約1年半の1期工事を完了後、順当に2期目、3期目を発注していきたい計画。その後、現時点では「東側」を期数は未定ながら2〜3ヵ年、「北側」を1期で進める見通しだ。
さくらが丘地区の急傾斜地崩壊対策事業では、米原市岩脇地先の新興団地など住宅地近くにある土砂災害の発生の恐れのある「南側」「東側」「北側」の3斜面において、「南側」は崩壊土砂防護柵、「東側」および「北側」は重力式擁壁、その他の落石防護工―等による有効な急傾斜地崩壊対策工事を行う。
これまで、予備設計を18年度に復建調査設計(滋賀事務所・大津市)、詳細設計を20年度に東洋技研コンサルタント(滋賀営業所・大津市)にそれぞれ委託。21年度は補償算定調査に係る業務を滋賀北部測量設計協同組合(長浜市)、補償等に係る筆界測量業務を品川測量事務所(長浜市)に委託し、それぞれ完了している。
提供:滋賀産業新聞