三菱地所(東京都千代田区大手町1ノ1ノ1)が、2021年に閉店した「イオンモール名古屋みなと」跡地の開発を検討していることがわかった。同社はこれに先立ち、名古屋市へ8月10日付で土地の形質の変更届を提出。大型商業施設の跡地利用に、動きが見えてきた。
届け出によると、場所は名古屋市港区品川町2ノ1ノ2他の6万2386平方b。土地の形質変更の着手は9月中旬を予定している。同社は開発について「詳細を公表できる段階にない」とした。土地に関しては、所有する品川リフラクトリーズ(東京都千代田区)から取得することも視野に入れているようだ。開発は現在、三菱地所の物流施設事業部が担当している。
イオンモール名古屋みなと店は、21年2月に閉店。解体工事が今年まで続いていた。敷地東側の一部に、同店を運営するイオンリテール(千葉県美浜区)が、規模を縮小した形でのリニューアルを計画しているものの、新店舗の完成時期は未定としている。
提供:建通新聞社