建設新聞社
2022/09/02
【東北・岩手】51.5億余で安藤ハザマJVが落札/WTO大石地区トンネルの築造
岩手県は、WTO対象の施工体制確認型総合評価落札方式となる「一般国道107号大石地区道路災害復旧(トンネル築造)工事」の施工者を決めるため8月24日に開札した結果、1落の51億5528万1130円で安藤ハザマ・若築建設・東野建設工業JVが落札した。評価値は30・26。予定価格は56億0387万1000円
入札者は落札者のほか大成建設・大豊建設・岩手基礎工業JV、佐藤工業・東鉄工業・菱和建設JV、西松建設・伊藤組土建・旭ボーリングJV、五洋建設・みらい建設工業・工藤建設JV、熊谷組・株木建設・小原建設JV、飛島建設・岩田地崎建設・岩手建設工業JV、不動テトラ・矢作建設工業・下館建設JV、鹿島建設・日本国土開発・平野組JV、鴻池組・佐藤工業・千葉匠建設JV、前田建設・東日本コンクリート・宮城建設JV、竹中土木・りんかい日産建設・栄組JV、戸田建設・福田組・三陸土建JVの計13JVだった。
岩手県西和賀町の国道107号大石地区では、2021年5月の地震発生後、法面などの変状が確認されたため、延長約4900bで通行止めの措置をとっており、仮橋設置などによる応急的な対策を進めている。今年2月には国から災害復旧事業として採択された。
今回の工事は、災害復旧事業の一環として計画する大石地区のトンネルを築造するもの。復旧延長は1510bとし、このうちトンネルは1470bとなる。工事内容はトンネル工(NATM工法)、坑門工2カ所、掘削補助工、仮設構台、シェッド撤去・再設置一式。設計業務等は日本工営が担当した。
使用する主要な資機材は生コンクリート約1万9000立方b、H形鋼支保工約700d、ロックボルト約2万1000本となる。工期は988日間。
提供:建設新聞社