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前橋市は都市計画道路上新田前箱田線で、樋越橋の架け替えに向けて詳細設計に取り組んでいる。箱田中の東側で滝川を渡る既存橋を撤去した上で、新たな橋を架設する方針。新橋は門型のイージーラーメン橋とし、橋長19・６ｍ、幅員16ｍの規模を想定している。設計は関東測量（前橋市）が担当、年度内に完了する。橋の着工時期は未定、事業全体の進捗状況を考慮して判断することになる。
都市計画道路３・４・36号上新田前箱田線は、都計道新前橋駅川曲線と主要地方道前橋長瀞線を結ぶ路線。箱田中学校（前箱田町３９６−１）から滝川を渡る樋越橋を経て、大利根小学校（大利根町２−12−１）方面へと向かう。近隣の小中学校の通学路として利用されているが、幅員が狭小な区間が点在し、歩道も未設置の状況。地域からの要望を受けて、改善事業を進めている。
事業区間は箱田中周辺から大利根町との境までの約７８０ｍ。現況幅員４〜５ｍを16ｍに広げ、両側へ歩道を新たに設ける。
既存の樋越橋は橋長18・２ｍの単純橋。上部構造は車道部がＰＣプレテン中空床版、歩道部は片持ちデッキプレート。下部工は杭種不明の杭基礎による逆Ｔ式橋台となっている。添架物として上水道配水管を備える。また、上流側には下水道伏越管φ３００�oが設置されている。
新橋は門型のイージーラーメン橋、橋長19・６ｍ、地覆を含む幅員が16ｍとなっている。橋台の基礎は場所打杭。詳細設計を委託する段階での想定であり、同業務では橋梁形式も検討する。業務は関東測量が手掛けている。
橋の着工時期は未定。周辺の道路が狭小になっていることから、発注までには２〜３年を要する見込み。
同事業においては、22年度当初予算で事業費１億４９５０万円を確保。用地買収をメインに事業進捗を図っている。このほど、落蓋式側溝などを設置する工事を発注、上高井土建（前橋市）が受注した。
今後も用地買収を進め、進捗状況に応じて追加工事の発注を検討する。