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鹿児島建設新聞
2022/09/02

【鹿児島】桜島小中一貫校設計プロポ/最優秀にオープラスエイチ

 鹿児島市は、桜島地域で計画する小中一貫校の基本・実施設計の公募型プロポーザル審査結果を1日、明らかにした。1次審査を通過した4者で競われた最終プレゼンを経て、最優秀者は一級建築士事務所大西麻貴+百田有希/o+h(オープラスエイチ)(東京都)を選定。10月から基本設計に入り、桜島地域の教育拠点についてアイデアをまとめる。次点は日総建・みのだ設計JVだった。
 8月29日に行われた公開型プレゼンテーションでは、一次審査(書類)への応募があった県内外の単独・JVなど12者から絞り込まれた4者が直接提案を行った。
 桜島全体を学び舎と捉え、周辺地域に開かれた施設の提案だけでなく、桜島地域ならではのICT活用学習など児童らにどのように学んでほしいかを具体的に示す提案を行った同事務所。創造性にあふれ、これまでにない学校の整備を構想する発注者の意図と合致している点が評価された。大西氏は、2023年にイタリアで開催される「ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展」で、日本館のキュレーターを務める(百田氏が副キュレーター)。
 基本構想によると10月からは基本設計に入り、地域住民らの声を踏まえて2023年3月までにまとめ、実施設計は同4月〜24年1月を予定。順調にいけば、同5月〜9月に本体工などの入札を見込み、26年4月の開校を目指す。ワークショップの開催も予定し、閉校する8校の小中学校(うち1校は休校中)の跡地活用にも意見を交わすものとみられる。


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