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北陸工業新聞社
2022/09/02

【富山】残費243億で砂防堰堤など/常願寺水系直轄砂防事業/整備局評価委

 2022年度第1回北陸地方整備局事業評価監視委員会がこのほど開かれ、常願寺川水系直轄砂防事業について事業継続が認められた。
 同事業では、砂防堰堤等約50基のうち46基に着手。21基が完成し、25基が整備中となっている。事業期間は28年度までで、対象土砂量の約86%で整備済み。コスト縮減策として、新粗石コンクリート工法や砂防ソイルセメント工法(掘削残土の有効活用)、摩耗対策の省力化などに取り組んでいる。今後は流域における安全と安心を早期に向上させるため、事業効果の高い砂防設備の重点的な整備を推進する。
 総事業費約854億9400万円のうち、23年度以降の残事業費は約243億円で、内訳は山腹保全工(5カ所)が41億5400万円、砂防堰堤(23基)が63億1400万円、補強対策・軌道関係(一式)が69億7800万円、用地・補償費が13億1400万円、間接経費が35億7100万円、工事諸費が19億9000万円。維持管理費は1億6500万円を見込んでいる。

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