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ＥＶ（電気自動車）シフトの急速な進行をとらえ、三朝製作所（三朝町片柴）など県内２社が関連部品の生産強化に向けて設備投資する。平井伸治知事が１日の定例会見で明らかにした。
　三朝製作所は、大阪狭山市にある浅野歯車工作所が１００％出資する子会社。大手自動車メーカー向けのギヤ製造を手掛けている。
　県立地戦略課の説明によると、片柴の事業所敷地内に第５工場を新たに建設し、ＥＶやＨＥＶ（ハイブリッド車）に搭載するギヤを製造する。建物は近く着工して12月に完成予定。総投資額は12億円。
　また、ＮＯＫ鳥取事業場（南部町）は、原工業団地の工場で23年度にかけて生産ラインを強化。ＥＶ関連部品のエンジン防振ゴムの製造に注力する。投資額５億円。
　県はそれぞれの事業所に対し、投資額の20％を助成する。

日刊建設工業新聞