建設新聞社
2022/09/01
【東北・秋田】大館市が斎場移転新築設計の委託者特定
大館市は、斎場移転新築の基本・実施設計を委託するため、公募型プロポーザルを実施。8月25日に審査委員会を開き、梓設計を最優秀提案者、山下設計を優秀提案者に特定した。
最優秀提案者は今後、大館市内の1社以上とJVを結成する。構成員の選択および見積書の提出などの契約手続きは今月上旬の予定。
大館市小柄沢山1の1地内に建つ現斎場は、RC造平屋建て、延べ881平方bで火葬炉3基を有するが、供用開始が1979年度で老朽化が進んでいる。
移転先は現斎場から西に約400b離れた同市柄沢丸山下地内の約2万平方bで、小柄沢墓園の入口脇に位置する。新施設は2000平方b程度で、火葬炉は5基。高性能集じん機を備え、告別室、待合室、エントランスホールなどで構成する。
総事業費は概算で24億4400万円を試算しており、主な項目の内訳は、造成工事3億8200万円、建築工事費13億5900万円、設備工事費2億8600万円、付帯施設整備工事費1億6800万円などとなっている。
委託では、建築・構造・付帯設備・環境整備に係る基本・実施設計と、火葬炉設備選定支援を行う。履行期限は2024年2月29日までだが、基本設計は23年3月31日までにまとめる。造成は24年度下半期に行い、本体工事は同年度第4四半期から25年度第4四半期までかけ実施する計画。
提供:建設新聞社