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建通新聞社
2022/08/31

【大阪】寝屋川水系大川左岸に排水機場 概略検討へ

 寝屋川北部地下河川の整備を進めている大阪府寝屋川水系改修工営所は、大阪府都島区中野町5丁目の大川左岸に排水機場の建設を計画している。このほど、「寝屋川北部地下河川外排水機場概略検討」を1800万円で東京建設コンサルタント(東京都豊島区)に委託した。同業務では、同社が2021年度に行った「排水機場概略検討」の結果を基に、気候変動や建設予定地周辺の市街地への影響などを考慮し、施設配置計画や設備(調圧水槽など)の規模を検討する。納期は24年2月28日まで。25年度以降に別途基本設計に進む見通しだ。
 寝屋川市から大阪市にかけて整備を進めている寝屋川北部地下河川は、これまでに讃良立坑〜鶴見立坑〜松生立坑の間で供用済みとなっている。現在は城北立坑(26年2月に完了予定)の築造工事を進めており、今後、同立坑を発進基地に鶴見調節池、都島調節池の順で掘進を行う。
 排水機場が完成すれば、地下河川全体(総延長約14・3`)に流入する雨水を、大川に排水することが可能になる。